みなさん、こんにちは! [e-Journey]開発担当です。
さて、前回はアクションを作る部分の解説をしました。アクションを作るのが一番面倒、と言うか説明する部分が多く、長くなってしまいました。
今回はそのあと、ゴールを作り、イベントを作り、ツアーとして組み立てる部分を説明していきます。
[ゴール]を作る
ゴールと言うのは、そのツアーの最終ポイント、言い換えると最後のアクションです。
と言うことで作り方もアクションと似通っています。
まずは「作る」メニューから「ゴールを作ってみる」画面に移りましょう。
そして「新規作成」を選択します。
ゴールの作成画面はこんな感じです。
基本的に各項目の説明は前回の記事をご参照ください。アクションの作成と同じです。
アクションと異なる点は、
- テキストと画像のみです
- 謎解きはありません
- 発生位置指定はできません
- エントリー有無が有ります
です。
さて、ゴールにだけ存在する「エントリー有無」について解説します。
[エントリー有無]
ツアー完了後に何かプレゼントを渡したい、あるいはアンケート等を収集したい、などの場合に「有り」にします。ツアー参加者はゴール後に、指定の画面で氏名や住所等を入力することになります。
ツアー完了⇒そのまま何もなく終了の場合は「無し」にします。
さて「有り」にすると以下のフィールドが表示されます。
エントリーの種類として「通常フォーム」と「ユーザー独自フォーム」が有ります。
[通常フォーム]
e-Journeyに組込まれている機能を使って、応募者情報を入力してもらいます。
まだこの記事書いている段階では開発中なのですが(笑)
元々組み込まれている機能ですので、収集する情報を増やしたり、減らしたり、独自の項目を加えたりなど、融通は効きません。
と言うことで準備しておいて何ですが、あまりオススメしません(笑)
※あまり価値を見出せなかったら将来的に無くすかも知れません。
[ユーザー独自フォーム]
通常はこちらをオススメします。こちらを選択した場合、ツアー作成者が別途準備したフォーム(Microsoft FormsやGoogle Formsで作成したもの)へのURLを登録したいただくことになります。従って、ツアー作成者の収集したい情報に絞ってエントリーを受け付けることができるので、こちらの方が使い勝手が良いとも言えます。
色々自虐的なこと書いてますが、実際問題そうだと思います...
おそらくツアー参加者の個人情報を取り扱うことになるでしょうから、セキュリティの観点から見ても、ユーザー独自フォームを利用していただく方がよろしいかと思われます。
ゴールの設定ができたら「保存」して終了しましょう。
実際にツアー参加者側に表示されるゴール画面はこんな感じになります。私が作った、博多ツアーのゴール画面です。ここでは「エントリー有無」は「無し」にしております。
[イベント]を作る
さてここまで来たら次は「イベント」です。「イベント」とは「アクション」の集まりを現します。
複数の(1つでも良い)アクションを束ねて、1つの「イベント」とします。
博多ツアーを例にすると、「5か所巡って、博多駅に帰ってくる」ツアーでしたので、5か所+博多駅に帰る、と言うことで6つのイベントを作っております。
早速画面を見てみましょう。例によって「作るメニュー」から「イベントを作ってみる」をクリックしてください。
次にイベントの一覧画面から「新規作成」をクリックします。すると、イベントの新規作成画面に遷移します。
上半分は[アクション]とほぼ同じですので説明は割愛します。
下の方に「アクション追加」と言うボタンが有ります。これをクリックすると、このイベントに追加するアクションを選択する画面が表示されます。
一覧上のアクションIDをクリックすると、アクション追加の確認画面が表示されますので、追加するときは「はい」、やめる場合は「いいえ」を押しましょう。
ちなみに、博多ツアーの最初のイベント(博多駅⇒東長寺)の部分はこのような感じになっております。
左側の「No」欄の数字を入れ替えて「順序入替」ボタンをクリックすることで、アクションの順番を入れ替えることもできます。間違えた時もそうですが、途中に別のアクションを差し込みたい場合にも活用できます。
このようにして、必要な数分のイベントを作りましょう。
上記の博多ツアーの最初のイベントの場合、ツアー参加者側では次の通りにアクションが遷移することになります。
[ツアー]を作る
さて大詰めです。これまで作ってきた[イベント][ゴール]をつなぎ合わせて、1つのツアーとします。
例によって「作るメニュー」⇒「ツアーを作ってみる」⇒「新規作成」です。
※もう画像いらないですよね?
ツアーID
ツアーを一意に識別するIDです。自分が管理しやすい名前を付けましょう。
地域
どの地域のツアーかを選択します。地域指定することでツアー参加者が探しやすくなります。特に指定しなくても問題は有りません。
タイトル
解りやすいタイトルを付けましょう。参加者がツアーを探す際に最初に目にする部分です。
ツアー概要
ツアーの概要を登録します。ざっくりとどんなツアーなのかを記載しましょう。
説明本文
ツアーの細かい内容を記載します。ツアー参加直前に参加者が確認する文章です。
ツアー中、各アクションの上部にも表示されます。
期間(開始~終了)
ツアーの開催期間を指定します。ここで指定した日時以外では、ツアーに参加することはできません。
参加条件・特記事項
このツアーに参加するための条件や特記事項が有れば、ここに記載します。
Public/Private
このツアーを「誰でも参加できる公開型のツアー」にするなら「Public」を、「指定した特定の人物のみ参加できるツアー」にするなら「Private」を選択します。
「Private」にすると以下の部分が表示され、参加するためのパスワードとツアーに参加できる人(アカウントID)を指定できるようになります。
仲間内でのグループ旅行や、社員旅行などで活用できますね。
「Private」を指定したツアーには、ここで指定したアカウントを持ち、かつツアー参加時に正しいパスワードを入力しないと参加できません。パスワードは別途SNSやメールなどで共有すると良いでしょう。
保存設定
「非公開」にすると他のユーザーの画面には表示されません。「公開」にすると他のユーザーの画面にも表示されます。ツアーが全て完成するまでは「非公開」にしておくことをオススメします。
イベント設定
このツアーにイベントを追加します。操作方法は、「イベント」に「アクション」を追加していったのと同じ方法です。
博多ツアーの場合は以下の通りになっています。
全部で6つのイベントが有りますね。もちろん、順序入替もできます。ゴール設定
このツアーの「ゴール」を指定します。「アクション」や「イベント」を選択したときと同じように選択できます。
さて、ここまでやると、いよいよツアー本体の完成です!
動作確認してみる
ツアーを公開する前に、自分で動作を確認したい場合があると思います。
一応、[e-Journey]には動作確認モードも存在します。
「作るメニュー」⇒「ツアーを作ってみる」と遷移して、ツアーの一覧画面を表示すると、自分で作ったツアーが上図のように表示されます。
それぞれのツアーに「編集」「動作確認」「削除」が有ります。
「編集」「削除」は読んで字のごとくで、作成したツアーの内容を修正したり、ツアー自体を削除する(*1)ことができます。
*1 ツアーを削除しても、内包されるゴール・イベント・アクションは削除されません。
同様に、イベントを削除しても内包されるアクションは削除されません。
同様に、イベントを削除しても内包されるアクションは削除されません。
ここで「動作確認」をクリックすると動作確認モードで、このツアーをプレイすることが可能です。
動作確認モードでは「発生位置指定」や「ARのGPS起動」が無効になります。
従って、東京にいながら博多観光ツアーを作り、東京にいながら動作確認できる、と言うことになります。
ただし、ARの表示については、実際のツアー時とは若干表示が違って見える(サイズ、向きなど)可能性がございますのでご注意ください。
実際のツアーと全く同じ条件にする場合は、Private指定をして自分のアカウントだけを追加して、ご自身で現地まで行くのが一番正しい確認ができます。
ツアーを公開しよう
動作確認まで出来ればすべての作業は完了です!お疲れさまでした!
ツアー編集から、公開設定を「公開」にしましょう。
これで、晴れて他のユーザーも参加可能なツアーが完成されます。
このように文章で説明すると、ツアーを作るのは大変そうに思えるかもしれません。
実際、それなりのボリューム感のツアーを作ろうと思うと大変なのは否定しませんが(例に出した博多ツアーは半日くらいかかったかな?)、やはり一番大変な部分はツアーの全体像を決めるところ、そしてツアー用のコンテンツの準備(文章だったり、画像だったり)です。
それさえ準備出来てしまえばあとは[e-Journey]で組み立てるだけ!
組み立ても最初は操作に戸惑うかもしれませんが、ほとんど慣れです。慣れてしまえば割とサクサクアクションとイベント作れてしまうでしょう。
2~3個のアクション・イベントを作れば、操作にも慣れると思います。
さて、ここまでで「作る」機能のご紹介をしてきました。
作り手のイマジネーションで、色々な形のツアーが考えられるでしょう。是非、自分ならではのオリジナルツアーを作ってみてください。
※都内ラーメン屋巡りとか有ったら参加してみたい...w
次回は「遊ぶ」側の機能紹介をしてみますね!
それでは、また!
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